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 ここからは企業向けタブレット端末を選ぶためのポイントを具体的に見ていこう。主なポイントは「OS」「運用管理性」「ハード仕様」の3点である。

 企業向けタブレット端末を選ぶ上で、まず考慮すべき重要な項目は「OS」。OSの違いによって、アプリの開発環境や端末の運用管理の仕組み、セキュリティ対策などが大きく変わる。

 「既存のWindowsアプリをそのまま動かしたい」「社内のPCとタブレット端末を併用するのでユーザーインタフェース(UI)を合わせたい」─。こうした要望を持つ企業は、Windows 8搭載の企業向けタブレット端末が選択肢の一番手となる。

 Windows 8タブレット端末では基本的に、既存のWindows 7用アプリが「デスクトップアプリ」としてそのまま動作する。加えて、タッチ画面に最適化した「モダンUI」アプリも動かせる。このようにアプリUIを二本立てで備えることがWindows 8タブレット端末の特徴だ。

 デスクトップアプリを開発する観点では、既存のWindowsアプリの開発環境やノウハウを流用できる。MSはデスクトップアプリの開発フレームワークとして従来の「Win32/Win64」と「.NET」をサポート(図1)。開発言語はCやC++、Visual Basicといった使い慣れた開発言語を利用できるのがメリットだ。ただしマウス操作を前提としているデスクトップアプリを指でタッチ操作するため、UIの配慮は必要になる。

図1●OSごとに異なるアプリケーション開発環境
図1●OSごとに異なるアプリケーション開発環境
Windows 8タブレット端末は、既存のWindows向け開発環境で開発したデスクトップアプリを動かす機能を備える
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