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 二つ目のポイントは運用管理性だ。OSの種類によって、運用管理手法も大きく変わる。OSの違いで、タブレット端末を比較する理由はここにもある。既存のシステム環境を活用するか、新たな環境を用意するかによって最適な製品が異なるのだ。

 Windowsネットワークを既に構築している企業にとっては、Windows 8タブレット端末が最も管理の手間やコストをかけずに済む(図4)。Windowsの「グループポリシー」を端末に設定することで、ユーザーが勝手にアプリを購入したり、インストールしたりできないようにロックをかけることができる。

図1●OSごとに異なる端末管理手法
図1●OSごとに異なる端末管理手法
Windows 8タブレット端末はPCと同じ手法で管理できる。iPad/Androidタブレット端末は別途導入したMDMシステムで管理する
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 さらにActive Directoryサーバーと企業向けWindows 8タブレット端末を連携させることで、ユーザー単位のファイルアクセス制御が可能。アプリのインストール、ネットワーク設定といったいわゆる「キッティング」の作業も効率化できる。

 Windowsネットワークを構築している企業がiPadやAndroidタブレット端末の導入を検討する場合は、それぞれのOSが標準搭載しているMicrosoft Exchangeサーバーとの連携機能について内容をチェックしておきたい。具体的には「ActiveSync」プロトコルを通じて、パスワードロックの強制適用やパスワードポリシーの制御、リモートワイプ、カメラ機能の無効化までは可能だ。

 アプリのインストール制御やカメラ以外の付属デバイスの使用禁止、外部メモリーを含めたデータの暗号化など、より細かく制御したい場合は、MDM(モバイルデバイス管理)と呼ばれるシステムを新たに導入する必要がある。