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 ユーザーの関心が高まりつつある仮想化技術。今回ではWindows Server 2012に標準で備わるサーバー仮想化ソフト「Hyper-V」とその関連機能を見ていく。主に本社のサーバールーム、データセンターなど、物理サーバーを集約した拠点内で利用する。

 今回のHyper-Vは、マイクロソフトの仮想化ソフトとしては3代目のバージョンに当たる。以前のHyper-Vは競合各社の製品に比べて機能面で見劣りするところがあったが、今回のバージョンではかなり改良された。「今後、十分な検証は必要だが『Hyper-Vを使いたいからWindows Server 2012の導入を検討する』というユーザーが出てくる可能性がある」(NTTデータ先端技術 プラットフォーム事業部 シニアスペシャリストの高橋 基信氏)

 ここでは主な強化ポイントとして、4点を紹介する(図1)。(1)Hyper-V内にある仮想スイッチの機能強化。(2)複数の物理サーバー間で仮想マシンを移動させる「ライブマイグレーション」のパターンが増えた。(3)サポートする論理的なリソースの数など、Hyper-V自体のスペックが向上した。(4)ネットワークを仮想化する機能が追加された。以後、順に見ていくことにしよう。

図1●Hyper-Vの機能強化で仮想化環境のネットワーク構築や管理が容易に
図1●Hyper-Vの機能強化で仮想化環境のネットワーク構築や管理が容易に
Windows Server 2012に含まれる仮想化ソフト「Hyper-V」が大幅に強化された。ネットワーク経由で仮想マシンを別の物理サーバーに移すライブマイグレーション機能の種類が増え、仮想スイッチの機能が充実した。
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