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 OSS、クラウドと並ぶ新たな選択肢として注目を集めているのは、開発言語の自動変換ツールだ。ほとんどの場合、COBOLからJavaへの変換を指す。レガシーマイグレーションサービスを提供するジェイ・クリエイションの上山育視代表取締役は、「以前はオープン系COBOLを使う案件がJava化の案件の2~3倍を占めていた。現在は1対1」と話す。

カスタマイズでほぼ100%

 COBOLからJavaへの変換ニーズが高まっているのは、COBOL技術者が不足している、他のシステムと連携しやすいといった背景がある。もう一つの要因は、COBOLからJavaへの自動変換ツールの精度が向上していることだ。COBOLとJavaとは言語構造が大きく異なるので、これまでは変換の際に手作業が必要になる場合がほとんどだった。これではコスト削減効果は薄い。

 しかし、ツールの変換精度は大きく向上している。日立公共システムエンジニアリングの自動変換ツールは、変換率90%以上だという。同社の藤村聡システム再生ソリューション部部長は、「案件ごとに見ると、変換率がもっと高くなるケースも少なくない」と説明する。

 ジェイ・クリエイションのレガシーマイグレーションサービス「ビーナス」では、標準の自動変換ツールを案件ごとにカスタマイズし「カスタマイズしない状態でも変換率は90%以上。カスタマイズすれば、ほぼ100%変換できる」(赤木伸作取締役)。品質も「Java技術者が見ても違和感はない」(同)とする(図1)。自動変換ツールを使うと「COBOLプログラム5000本を手作業で書き換える場合に比べコストは3分の1、期間は2分の1になる」(同)。

図1●自動変換ツールの利用イメージ
図1●自動変換ツールの利用イメージ
ジェイ・クリエイションのマイグレーションサービス「ビーナス」で使用する変換ツールによる、COBOLからJavaへの変換例
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