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Firefox OSは「コントロールしすぎない」

写真6●囲み取材に応じたKDDIの石川雄三取締役執行役員専務
写真6●カンファレンス終了後、報道陣の取材に応じたKDDIの石川雄三取締役執行役員専務
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 KDDIの石川取締役執行役員専務は、同社がiOS、Androidの両方を扱っている立場上、いずれも否定するものではないと説明。多かれ少なかれFirefox OSのカンファレンスに参加した多くの事業者は似たような立場にはあるだろう。

 ただOTTが、通信事業者の構築した網の上で、自由にビジネスを展開し、しかも事業者は彼らが管理するAndoridやiOSに手出しできないまま、自らの事業が単なる“土管”化しつつある状況は、元々独占批判にさらされてきた通信事業者、特に厳しい競争政策を課せられてきた欧州の通信事業者にとって気持ちの良い状況ではない。ずっと不満としてくすぶり続けてきた問題である。

 スマートフォンが新興国へも続々と展開される中、その主導権を通信事業者側に引き戻す道具として、「誰にとってもオープンで自由に参加できる」(モジラのKovacs氏)ことを標榜し、しかもその提供母体が非営利団体のMozilla FoundationであるFirefox OSは通信事業者にとって御しやすく、魅力的に映ったのだろう。

写真7●米モジラでFirefox OSの開発やマーケティングに携わるVice President、Firefox EngineeringのJohnathan Nightingale氏
写真7●米モジラでFirefox OSの開発やマーケティングに携わるVice President、Firefox EngineeringのJohnathan Nightingale氏
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 米モジラでFirefox OSの開発やマーケティングに携わるVice President、Firefox EngineeringのJohnathan Nightingale氏(写真7)は「これまでスマートフォンのOS(iOS、Android)は管理されてきた。通信事業者はコントロールされるのを好まないと思う」とし、「我々がしたくないのはコントロールしすぎること。出来る限り多くの人に参加してもらうことを考えている」とその姿勢を明確にする(関連記事:Firefox OSで誰もがWebテクノロジーを楽しめる、将来はハイエンドも視野)。