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端末メーカーもOTT化、自社サービスの展開や提携を模索

写真11●次期「WALKMAN」アプリの新バージョンを一部披露
写真11●次期「WALKMAN」アプリの新バージョンを一部披露
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 携帯電話事業者がOTT化を模索する中、端末メーカーもまたOTT化やOTTとの提携に乗り出してる。既にグループで各種コンテンツサービスを提供しているソニーモバイルコミュニケ―ションズはそうしたメーカーの一つに挙げられるだろう。2月25日に開催したXperia Tablet Zのグローバル展開の発表会で(関連記事:Xperia Tablet Zをグローバル展開、ソニー平井社長「モバイルはコア事業」)、同社は次期「WALKMAN」アプリの新バージョンを一部披露した(写真11)。新バージョンは同社の音楽配信サービス「MUSIC UNLIMITED」をシームレスに利用できるようになっており、端末とサービスの一体化を進めている。

写真12●NHN Japanのコミュニケーションアプリ「LINE」をインストールした携帯電話「Asha」
写真12●NHN Japanのコミュニケーションアプリ「LINE」をインストールした携帯電話「Asha」
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 端末メーカーとOTTが協調する動きも見られる。フィンランド ノキアは「LINE」を提供するNHN Japanと提携。ノキアが主に新興国向けに展開する低価格スマートフォン「Ashaシリーズ」に対して、NHN JapanがLINEを提供する(写真12)。東南アジアや南米、アフリカといった地域を対象に展開する予定であり、ノキアは「LINEによってこれら地域のユーザーがすぐにチャットなどに参加できるようになる」といったメリットを挙げる。一方のNHN Japanは端末メーカーと組むことで、同地域でのユーザーを獲得できるメリットがある。

 OTTの登場によって、レイヤーを超えた競争や提携が一段と進むモバイルの世界。そんな中で下位レイヤ―に位置する携帯電話事業者のネットワークも変わりつつある。上位レイヤーのサービスは仮想化技術の進展などでクラウド化が進んでいるが、下位レイヤ―のコアネットワーク自体の仮想化もMWC2013では話題になった。第4回は、コアネットワーク仮想化の動きを解説する。