仮想デスクトップ(Desktop as a Service:DaaS)とは、ユーザーのパソコン環境をあらかじめクラウドサービス上に置いておき、そのパソコン環境の画面情報を遠隔地のスマートデバイスで受け取る方法だ。ユーザーが操作するパソコン環境はクラウド上にあり、スマートデバイスにはデータを保存できない仕組みになっている。また、データを一括管理できるというメリットもあるので、セキュリティ面で安心感がある。
仕組みを図3-1に示した。DaaSは、実現する仕組みによって大きく2種類に分けられる。「仮想マシン方式」と「サーバーベースコンピューティング(SBC)方式」である。この仕組みの違いは、職場で使うアプリケーションに大きく関わっている。