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 2013年2月7日、オフィスソフト「LibreOffice」の新版「4.0」がリリースされた。3.6からジャンプアップし、100件超の強化が施されている。Microsoft Officeとの相互運用性も進んだ。比較的安定性も高いので早速利用を検討してみてほしい。

 LibreOfficeはメジャーバージョンが半年に1度リリースされる。前のバージョンが3.6であり、今回は3.7のはずだが、4.0にジャンプアップした。これは、マクロや、外部からのLibreOfficeの制御に使う「UNO API」というAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)に後方互換性が無いのが1つの理由と見られる*1。4.0では100件超の機能強化が盛り込まれている。強化の方向性に統一性はないが、面白いリリースだ*2

*1 このため、一部の機能拡張などは、4.0では動作しなくなっている。
*2 LibreOfficeは方向性をコントロールしないで開発者が良いと考えたものをどんどん取り込むというスタイルで開発している。

 気になるMicrosoft Officeとの相互運用性だが、MS Office 2007から採用された新フォーマット「OOXML」のインポートが、精度・速度ともに大きく向上したと公表されている。例えば表計算ソフト「Calc」はExcelが持つ「データバー」を3.6から装備していたが、4.0ではインポートが可能になった。作図ソフト「Visio」のインポート機能が強化されたり、文書ソフト「MS Publisher」や手描きメモの取り込みができたりと、範囲も広がっている。

写真1●プレゼンテーションソフト「Impress」でビットマップを編集しているところ

 ワープロソフト「Writer」とプレゼンテーションソフト「Impress」、描画ソフト「Draw」については、貼り付けたビットマップの編集機能が強化された。写真1はImpressでの例だ。画像をクリックすると様々なフィルターを適用したり、カラーバランスなどを変更したりできる。拡大縮小の状況や解像度に合わせて画像の最適化する圧縮機能があり、特にImpressで効果を発揮する。