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 近接無線通信技術「NFC(near field communication)」は、日本の「おサイフケータイ」と大差ないもの─。もし、そう考えているなら、それは間違いだ。スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末がリーダー/ライター(R/W)機能を備えるようになるからだ。

 これにより、安価なNFCタグを積極的に活用できる。この結果、あらゆる場所とモノがインターネット・サービスとつながりを持つようになる。ネットワーク接続機能を持たない白物家電やヘルスケア機器でも、スマートフォンを通じてインターネットに接続し、多様なクラウド・サービスと連携を始める。

 これまでのFeliCa対応の携帯電話機では、クレジットカードや電子マネー・カードといったICカードとして振る舞うだけの存在だった注1)。R/W機能は、POS端末のような決済端末に搭載されており、R/Wが「主」で携帯電話機が「従」という関係だった。利用できるサービスや機能は、POS端末などのR/W側に組み込まれたアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)に依存していた。例えば、ある特定のWebページのURL情報を携帯電話機のWebブラウザーに送信する場合、R/W機から携帯電話機のFeliCaのメモリに対してそのWebページのURLを書き込む必要があった。

注1)NTTドコモの903iシリーズ以降でFeliCaのR/W機能が搭載されたが、KDDIやソフトバンクモバイルが追随しなかったなどの問題があり、R/W機能を活用したサービスはユーザーに受け入れられなかった。

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