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 「コンピュータ内のGUIを実世界で実現する『実世界GUI』にうってつけの技術」と、慶応義塾大学 環境情報学部 教授の増井俊之氏は、NFCに対して期待を寄せる。同氏は、NFCのR/W機能を搭載したスマートフォンを実空間上の操作インタフェースとして用いる研究 に力を入れる。

 こうした実世界の操作インタフェースにスマートフォンを利用する仕組みをより簡単に実現すべく生み出したのが、アプリ開発環境「GoldFish」であ る。GoldFishは大別して、Android端末上で動くクライアント・ソフトと、任意のWebサイトにリダイレクトしたり、アクチュエータを動かし たりするサーバーで構成する。

 増井氏はGoldFishを使い、スマートフォンを扉の鍵のつまみに仕立てあげた。扉の脇に貼ったNFCの単純タグに、NFCのR/W機能を備えた Android端末をタッチさせると画面上に鍵のつまみが表示される。そしてAndroid端末を右へ90度回転させると扉の鍵が開く、といった具合だ。 増井氏はこの扉の鍵の開閉システムを、自身の研究室で利用している。