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 日経BPコンサルティングが実施した「ビジネスとICTに関する調査」報告の第3回。多くの企業は、ビジネスイノベーションの推進にICTを積極的に使いたいと考えている。第1回第2回でその概要と取り組むべきイノベーション領域を明らかにした。今回は、ICTの代表的な要素技術ごとの利用状況と利用意向を明らかにしたうえで、イノベーションを進めるに当たっての課題を探る。

 ICTの利用意向を具体的に尋ねた結果が図3-1だ。やはり、「第3のプラットフォーム」と呼ばれる「クラウド」「モバイル(スマートデバイス)」「ビッグデータ」「ソーシャル」の利用意向が高い。特にクラウドコンピューティングは、既に3割以上が利用しており、5割以上が今後利用したいと回答している。この数字は経営系部内と情報システム部内で差はなかった。

図3-1●ICTの利用状況と利用意向(複数回答)
図3-1●ICTの利用状況と利用意向(複数回答)
いわゆる「第3のプラットフォーム」の利用意向が高い
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利用意欲が高いビッグデータ

 伸び率が高いのがビッグデータだ。利用しているのは1割に満たないが、その4倍の37.8%が今後利用したいという。ビッグデータは経営系の利用意向がやや高い。

 両部門の差が大きかったのはスマートデバイスとソーシャルメディアだ。スマートデバイスの利用意向は、経営系が37.1%なのに対して情シスが54.1%。17ポイントも差がある。

 一方でソーシャルメディアに対する見方は逆だ。「これまで利用したことがある」自体、情シスの11.5%に対して経営系21.3%と約10ポイントも高い。情シスが関与しないところで経営系がソーシに映る。ャルメディアを活用し始めているという実態がありそうだ。今後の利用意向も、情シスが31.0%に対して経営系が39.2%と、ソーシャルに対する意識に差がある。