強いだけでもない。働きやすいだけでもない。その両方を備えた会社を「称賛される会社」と呼ぶ。
米フォーチュン誌は世界のグローバル企業を対象に毎年、「Most Admired Companies」を順位付けしている。その常連企業の「優れた経営手法」と「持続成長を支える社風」には日本企業が学ぶべき成長への突破口がある。
日本企業が輝きを取り戻すヒントがここにある。
強いだけでもない。働きやすいだけでもない。その両方を備えた会社を「称賛される会社」と呼ぶ。
米フォーチュン誌は世界のグローバル企業を対象に毎年、「Most Admired Companies」を順位付けしている。その常連企業の「優れた経営手法」と「持続成長を支える社風」には日本企業が学ぶべき成長への突破口がある。
日本企業が輝きを取り戻すヒントがここにある。
前回まで3回にわたって、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルのNPS、デュポン日本法人の相互イノベーション、住友スリーエムの15%カルチャーについて解説してきた。3社は「称賛される会社」だけでなく、極めて日本企業に社風が似ている点でも共通する。
「自由に働く」というと、ITをフル活用した在宅勤務を思い浮かべるが、それだけではない。重要なのは、社員の意欲を引き出しつついかに成果を高めるかだ。
化学大手のデュポン日本法人には「デュポンジャパンイノベーションセンター」という一風変わった施設がある。足を踏み入れると真っ白な空間が広がり、デュポンが携わる製品や要素技術が整然と並ぶ。
業績を上げるには顧客満足度の向上は不可欠、体系化されたプロセス管理で、商品や技術の開発効率が上がる――。こんな経営の「常識」が必ずしも正解とは限らない。名だたるグローバル企業ではゼロから見直し、よりブラッシュアップされた手法を開発している。
強いだけでもない。働きやすいだけでもない。その両方を備えた会社を「称賛される会社」と呼ぶ。米フォーチュン誌は世界のグローバル企業を対象に毎年、「Most Admired Companies」を順位付けしている。その常連企業の「優れた経営手法」と「持続成長を支える社風」には日本企業が学ぶべき成長への…