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Bezos CEOの狙いはコンテンツとサービスの顧客基盤拡大

 一連のハードウエア製品には、Amazonの影響力をネット通販以外の分野に広げ、デジタルコンテンツ配信サービスの顧客基盤を拡大する狙いがあると見られている。2012年11月に米国の人気インタビュー番組「Charlie Rose」に出演したBezos氏は、「人々が欲しがっているのは端末ではなく、コンテンツとサービスだ」と述べている。

 前述のWall Street Journalの記事によると、Amazonで現在開発中とされているスマートフォンや映像、音楽配信端末の販売価格は、製造原価と同じかそれを若干上回る程度にとどまる公算が高い。Kindle Fireと同様に、Bezos氏はハードウエアをデジタルコンテンツやサービスを販売するためのプラットフォームと位置付けているからだ。

 「アルファベット・プロジェクト」で開発される様々なハードウエアは、そうしたコンテンツ/サービス販売のプラットフォームとなるはずだ。果たしてBezos CEOがどんな施策を用意して新製品を発表するのか、注目が集まっている。

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小久保 重信(こくぼ しげのぶ)
ニューズフロント 社長
1961年生まれ。翻訳者、同時通訳者を経て、1998年より日経BP社のWebサイトにてITニュースを執筆し、報道の世界へ。2000年に株式会社ニューズフロントを設立。英語力を持つIT専門記者を育成し、米国ニュースの速報業務を組織的に手がける。同社は2003年に国内ニュースの配信に進出し、現在はビジネスパーソン向けに幅広いジャンルのニュースを執筆している。http://www.newsfront.jp