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 日本製の人気ディストリビューションVine Linux。1998年に誕生し、今年で15年になる。代表を務める鈴木大輔氏は、「約100人のメンテナーは皆、自分が欲しいディストリビューションを作るために活動していて、それがモチベーションになっている」と語る。

(聞き手は高橋 信頼=ITpro


鈴木大輔氏

 現在、コアメンバーは8人、パッケージメンテナーは約100人います。ドキュメント整備やテストをやってくれている人も含めると全部で200人くらい。パッケージの数は約6800種ありますので、メンテナーは1人でいくつもパッケージを担当しています。

 Vine Linuxの開発が始まったのは1998年なので、今年で15年になります。息長く続いているのは、メンテナーが皆、自分の欲しいディストリビューションを作るために活動しているからですね。

 Vine Linuxを作る前は、Red Hat Linuxが日本語を扱えなかった時代に、日本語環境を追加するPJE(Project Japanese Extensions)を作っていました。しかし、当時はディストリビューションの変化が激しく、追従するのが大変で。追いかけなくてもすむようにしようと、独自ディストリビューションを作ることにしました。自分で作ったので、他人の変更に合わせて変える必要がなくなりました。

 Vine Linuxのもう1つの特徴は、他のディストリビューションに比べ自由なことです。だから皆、自分が欲しいディストリビューションを作るために活動している。今も、自分の意見が通りやすいからと新しく参加してくれる人もいます。

プロジェクトを束ねる苦労はありますか。

 メンバーのおかげで苦労はあまりないですね。他のディストリビューションに比べると人数が少ないので、ある人が仕事で忙しくなったときどうカバーするかというのはありますが。意見の対立はないですね。