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カーネルはあなたをどのように支援するか?

 カーネルの利用により、経験豊富なソフトウェア開発者や意欲的な開発者、そして彼らが働くチームに多くの利益がもららされる。例えばカーネルは、ソフトウェア開発の取り組みの進展や健全性の診断、現在取り組んでいるプラクティスの評価、そして仕事の仕方の改善を支援する。

 また、コミュニケーションの改善や、個人の容易なチーム間の移動、さらには新しいアイデアの採用を支援する。さらにカーネルはチーム、サプライヤ、および開発組織間の相互運用の改善を通じて、産業界全体を支援するだろう。

 カーネルは、プラクティス非依存に方法論を定義する基盤を提供することで、カーネルは方法論の定義やプラクティスの共有の仕方を根本的に変革させる力を持っている。例えば、チームが由来の異なるプラクティスを混在および調和させて仕事の仕方を構築し改善することが可能となる。これにより、カーネルは産業界が直面している以下の重要な2つの方法論上の問題に取り組んでいる。

  • チームは、もはや自分たちの方法論に固執することはない。チームは状況に応じてプラクティスを追加および削除して、絶え間なく仕事の仕方を改善できる。
  • 方法論者は、もはや完全な方法論を記述するために時間を浪費する必要はない。方法論者は、新しいアイディアを簡潔かつ再利用可能な方法で容易に記述できる。

 最後に、カーネルは学界(academia)にとっても有益である。カーネルは、初期の教育課程やより後の専門課程の一部として、ソフトウェアエンジニアリングの基礎的コースの構築の基礎を与え、そしてそのようなコースは特定プラクティスに関する追加コースにより補完できる。

 さらに、カーネルが共通の参照モデルとして機能し、さらなる研究と実験を可能にする点も同様に重要である。

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日本語訳の原文はSEMAT Japan Chapter公式サイトに掲載しています。