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 受信メッセージが、10秒程度しか表示されないで、その後は跡形もなく消え去るアプリが広がっている。RSA Innovation Sandboxで、Wickr (ウィッカー) という、San Francisco (カリフォルニア州) に拠点を置くベンチャー企業が、この技術を紹介した (下の写真、出展はいずれもVentureClef)。

データは暗号化、サーバーからも消滅

 Wickrは友人同士でコミュニケーションするアプリを開発している。このアプリはWickrという名前で、アプリを起動して、友人からのメッセージを読む (下のスクリーンショット)。左側画面は受信メッセージを表示しており、メッセージには鍵のアイコンがついており、ここにタッチしてメッセージを開く。開いたメッセージにはタイマーが表示され、カウントダウンでゼロになると、メッセージが消滅する。左側画面の最下段は、受信したメッセージを開いている様子である。このメッセージは、15秒後に消滅するように設定されており、右上に消滅までのタイマーが示され、あと4秒で消えることが分かる。メッセージが消滅すると、Expiredと表記され、メッセージが消えたことを示している。右側画面はメッセージを作成している様子である。テキストを入力した後に、メッセージ表示時間を設定する。ここでは15秒と設定している。

 Wickrのメッセージには写真、ビデオ、ファイルなどを添付して送信することができる。Wickrはクラウドと連携しており、クラウド上のファイルを添付して送信する。下のスクリーンショット左側画面がその様子で、Box、Dropbox、Google Driveからファイルを選択する。右側画面は、Google Driveを選択したところで、格納されているファイルが表示されている。ここからファイルを選択し、メッセージに添付して送信する。送信したファイルは、同様に、時間が指定されており、時間が過ぎると自動でファイルが消滅する仕組みとなっている。

 Wickrはメッセージを送信する際は、データの暗号化を行う。サーバには暗号化されたメッセージが一定期間保存されるが、その後は削除される。利用者のデバイスでは、上述の通り、受信メッセージは指定時間の後に消滅される。Wickrは友人間でコミュニケーションを行うだけでなく、業務で社内データを安全に送信する利用法も模索されている。今後、医療機関などでの利用が始まると期待されている。