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日系企業にとって有力な選択肢に

 ベトナムが官民挙げて発展に注力しているダナンは、ベトナムへの進出やオフショア委託を検討している日系企業にとっても、有力な選択肢になり得る。

写真3●FPTグループが建設を進める「FPT City」の模型
写真3●FPTグループが建設を進める「FPT City」の模型
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 既に何社かの日本企業が、ダナンのIT企業や拠点にシステム開発を委託している。これに合わせて、FPTソフトはダナン拠点の人員拡充を急ぐ。現在800人の技術者を2013年末には約1200人、2015年末には2000人以上にまで増やす計画だ。「日本からの発注計画に基づいた確かな見通しだ」と、タイン氏は解説する。

 同社はハノイやホーチミンからダナンにIT人材を集める目的で、ダナンに長期滞在する技術者に住居を安く提供するなどの施策を打つ。FPTグループ全体では「FPT City」と呼ぶ都市建設も進めており、2012年4月から着工している(写真3)。

写真4●ダナン市人民委員会ダナン外務局副局長のマイ・ダン・ヒュウ氏
写真4●ダナン市人民委員会ダナン外務局副局長のマイ・ダン・ヒュウ氏
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 もちろん課題もある。日本語が使えるIT人材が少ないことだ。

 「ダナンの大学で日本語コースを卒業するのは、年間80人程度にとどまる」と、ダナン市人民委員会ダナン外務局副局長のマイ・ダン・ヒュウ氏は語る(写真4)。こうした事態を打開するために、ダナン市日本商工会との間で、日本語やITを教える人材育成コースを開けないか議論しているという。