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中国連載の第4回は、中国のシリコンバレーと呼ばれる中関村に関するものです。中関村には、ソフトウエアエンジニアが集まっており、米国のソフトウエア企業の進出から守られる形で、独自のエコシステムを築いています。(ITpro)

 前回のブログでは、中国のベンチャーキャピタル(VC)システムの進化を説明しました。今後2回のブログでは、私が滞在中に見て学んだ、北京のアントレプレナーシップのエコシステムを説明します。

北京のアントレプレナーシップ

 私が北京に滞在していた2~3日の間、私は数人のベンチャーキャピタリスト、エンジェル投資家、ビジネス媒体のジャーナリスト、数百人のアントレプレナーと話をしました。北京で目撃したことに、私は驚かされました。まず、街の物理的な印象に驚きました。最初に見た印象は、急速に近代化した都市というものです。ローマ帝国時代のローマ、1920年代のニューヨークがどうだったかを想像して下さい。北京は「中国が今の世界にデビューした」と宣言しています。

 しかしながら、その表面を少し引っかけば、北京の旧城内の路地(胡同)が見られます。市内から80キロメートル離れた周辺の村落に行くと、中国の田舎を21世紀に転化するのに、中国がどれだけの道のりを歩まなければならなかったかを、目の当たりにします。 以前、インドのアグラを冬に訪れたとき、手を目の前で振るとその軌道が空気中に見えたのですが(それは暖をとるために牛の糞を燃やしていたから、という説明でした)、その時以来見たことがなかったほど、北京の大気汚染は最悪でした。

 デイビッド・リン氏とマイクロソフトの中国におけるアクセラレーターが、私のために2日間のイベントを主催してくれました。その場で、私はスタートアップ・ウイークエンド・ネクストのメンターと講師たちを対象に教え、数百人のアントレプレナーたちにプレゼンテーションを行い、アントレプレナーで満員の会場で、ZhenFund(真格基金)のパートナーであるXu Xiaoping(徐小平)氏と素晴らしい討論会を催しました。

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 イノベーション・ワークスのKai-fu Lee(李開復)氏も、私のために多くの時間を取って、アントレプレナーで満員の会場で討論会を催しました。彼は、中国での最新のアントレプレナーシップと投資への洞察を、惜しみなく共有してくれました。私の本の出版社であるチャイナ・マシン・プレスのルイス・ユアン氏は、私がこれら全てのイベントをこなせるように援助してくれました。

 しかし、私が最も感銘を受けたのは、シリコンバレーのインターネット・ソフトウエア分野に匹敵する、アントレプレナーのソフトウエア集団でした。北京のスタートアップ企業の中心地は海淀区のZhongguancun(中関村)で、北京市の北西部にあります。ここにあるスタートアップ企業は、主として「TMT」 (テクノロジー、メディア、通信)と呼ばれる分野の企業です。中関村には中国のスタートアップ企業だけでなく、世界的なテクノロジー企業(ノキア、エリクソン、モトローラ、ソニーモバイルコミュニケーションズ、マイクロソフト、IBM、オラクル、BEA、アルカテルルーセント、グーグル)が全て、ここか北京の別の場所に事業所を持っています。

 中国のトーチ・プログラムの評価に関して疑問があれば、中関村を散策して下さい。中関村は54カ所のうちの最初の科学技術インダストリアル・パークです。