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写真1●中国ファーウェイテクノロジー Vice President LTE TDD & WiMAX & TDS NetworksのQiu Heng氏
写真1●中国ファーウェイテクノロジーズ Vice President LTE TDD & WiMAX & TDS NetworksのQiu Heng氏
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 「TD-LTEについては、技術もエコシステムも成熟している。論点はライセンスのみ」。中国におけるTD-LTEの商用サービス開始について、中国ファーウェイテクノロジーズのVice President LTE TDD & WiMAX & TDS NetworksのQiu Heng氏はこう表現した(写真1)。Mobile Asia Expo 2013の会期に併せて同社が開催した説明会での発言だ。

 中国におけるTD-LTEサービスは、現在通信事業者としては中国移動通信(中国移動、チャイナモバイル)が商用トライアルを実施している。だが、商用サービスのための免許交付はこれから。Qiu氏は、TD-LTEの免許交付が中国移動だけでなく、中国移動と中国電信(チャイナテレコム)の両社に出される可能性、中国連合通信(中国連通、チャイナユニコム)を含めた大手3事業者に交付される可能性、あるいはそこに第4の事業者が加わる可能性、といった多くの噂があると説明。そうした中、いずれにせよ同社としては2013年中に免許が交付されると見ており、Qiu氏は個人的な見解として10月には交付されるのではないかと予測する。

写真2●TD-LTEとLTE FDDの“融合”の加速を掲げる中国移動通
写真2●TD-LTEとLTE FDDの“融合”の加速を掲げる中国移動通信
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 まさにTD-LTE商用サービス前夜の様相を呈する中国の携帯電話業界だが、中国移動が現在掲げているのが「TD-LTEとLTE FDDの“融合”を加速すること」(中国移動のExecutive Director and ChairmanのGuohua Xi氏、写真2)だ。

 実際、Mobile Asia Expo 2013の中国移動の展示ブースでは、擬似的な環境下でのTD-LTEとLTE FDD間のハンドオーバーをデモ(写真3)。さらにTD-LTEとFDD LTE、3G、2Gのグローバルローミングについても紹介していた。また、ファーウェイのブースでもTD-LTEとLTE FDDの“融合”をテーマの一つとして展示していた(写真4)。

写真3●TD-LTEとLTE FDD間のハンドオーバーをデモ
写真3●TD-LTEとLTE FDD間のハンドオーバーをデモ
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写真4●ファーウェイの展示ブースでもTD-LTEとLTE FDDの“融合”をテーマの一つとして紹介
写真4●ファーウェイの展示ブースでもTD-LTEとLTE FDDの“融合”をテーマの一つとして紹介
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 注意しなければならないのは、ここで言っている“融合”は、規格などを統一して一つにするといったことではない。TD-LTEとLTE FDDを共存して運用するといった感覚が近い。そのうえで利用者に対して、方式にかかわらず最適な使い勝手を提供するといったイメージだ。