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 6月下旬に開催された「Build 2013」で、これまでプレビュー版だったWindows Azure Webサイトおよびモバイルサービスが正式リリースされました。その直前にはマイクロソフトとオラクルの提携により、Windows Azureでオラクルのソフトウエア製品を柔軟に利用できるようになりました。

Windows Azureモバイルサービス、Webサイトの正式リリースを発表

 米サンフランシスコにて2013年6月26~28日(現地時間)に開発者向けカンファレンス「Build 2013」が開催されました。26日の1日目のKeynoteでは、Windows 8のアップデートのプレビュー版である Windows 8.1 Previewを公開し、Visual Studio 2013 Previewも利用可能になりました。

 27日の2日目のDay 2 Keynoteでは、これまでプレビュー版として公開されていたWindows Azure Webサイトおよびモバイルサービスが正式リリースとなるなど、Windows Azure 関連のアップデートが発表されました。

Windows Azure モバイルサービス の正式提供開始

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 Windows Azureモバイルサービスは、先日発表したカスタムAPIなどに加え、Windows 8.1向けWindowsストアアプリにも対応しています。Visual Studio 2013ではWindows Azureモバイルサービスとの連携が強化されており、Windows 8向けアプリを開発している際に直接Windows Azureモバイルサービスへの接続、プッシュ通知機能の追加ができるようになります。Windows Azureモバイルサービスがサーバーエクスプローラーに追加され、サーバサイドスクリプトを直接編集することも可能になります。

 正式提供に伴い、10サービス/100デバイス接続まで利用できる無料モード、スケジュールジョブやスケールアップが利用できる標準モード/プレミアムモードが用意されています。

Windows Azure Webサイト の正式提供開始
 Windows Azure Webサイトは正式リリースに伴い、99.9%のSLAが標準モード(旧:占有モード)で保障されます。標準モードでカスタムドメインのSSL証明書のバインディングが利用可能になり、SNI/IPベースのSSL暗号化が利用できます。

 開発面では、デバック時のメモリダンプアクセスのほか、これまでの32bitに追加して64bitプロセスのサポートなどの機能強化も行われています。