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写真●Windows 2000のデスクトップ画面
写真●Windows 2000のデスクトップ画面
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 ようやく使命を終えようとしているWindows XPだが、まずは、その出自について軽くおさらいしておこう。けっこう画期的なOSだったことがよくわかる。

 Windows XPは、それまで5年以上にわたって使われてきたウィンドウズ9×系OSとしてのWindows 95、Windows 95 OSR2、Windows 98や98 SE、そして、Windows Meらに代わり、Windows NTをベースに用意されたWindows 2000をベースにした新しいOSとして誕生した。Experienceを意味する称号を与えられた、その画期的なWindowsによって、個人系と企業系という2系統のWindowsが、ついに一本化されたのだ。

 ベースをWindows 2000とした上で、95年のWindows 95以来、5年以上、大きく変えられていなかったその見かけに手が入り、グラフィックスやサウンド、動画など、マルチメディア関連の機能を充実、新しいコンピュータ体験を提供しようとした。

 つまり、Windows XPは、2000系OSの持っていた堅牢性や安定性と、9x系OSが持っていた楽しさや手軽さを兼ね備えたOSとしてデビューしたわけだ。

XPから始まる「アクティベーション」

 リリース時のブラウザはInternet Explorer 6.0、標準メールソフトはOutlook Express 6.0、マルチメディアプレーヤーは、Windows Media Player 8と、それまでと大きく環境が変わったわけではなかった。だが、OSの不正コピーを防止するために、製品をアクティベイトしなければ継続利用ができなくなる仕組みなどが取り入れられたのはWindows XPが最初だ。

 また、スタートメニュー直下に、誇らしげに「インターネット」という項目を用意し、それをクリックするとブラウザが開くようにしたのは、Windows XPからだった。XPのベータ期間にシアトルで開催されたレビューワーズ・ワークショップで、なぜ、「インターネット=ブラウザ」なのかと尋ねたところ、インターネットといえばウェブだから、インターネットエクスプローラなのさと、はぐらかされてしまったのを覚えている。20世紀の話だが、今は昔の出来事だ。

 Windows XP終了まであと39週。

山田 祥平(やまだ しょうへい)
フリーランスライター
1980年代、NEC PC-9800シリーズ全盛のころからパーソナルコンピューティング関連について積極的に各紙誌に寄稿。Twitterアカウントは @syohei