PR

 A3 2013の優秀賞に輝いた作品は、マルチウインドウ式Webブラウザ「Chiee!ミニブラウザ」、科学実験補助アプリ「ピペットガイドM」、チームでのAndroidアプリ開発を支援する「DeployGate」、きせかえアプリ『「フランチェスカ」×スマホ★チェンジ』の4作品。今回は、ローカル賞との同時受賞となった「フランチェスカ」×スマホ★チェンジ』を除く3作品を紹介する。

<優秀賞>Chiee!ミニブラウザ
作者:舟橋力氏

 最近ではアプリの分割二画面表示が可能な機種も登場してきたが、基本的にはスマートフォンで表示できるのはひとつのアプリのみだ。もちろん、「起動中のアプリ」やランチャーアプリを使えば、素早くアプリ画面を切り替えることはできる。しかし、Webブラウザで情報を参照しながらメールやチャットをするといったときには、切り替えの作業がかなりの負担になってしまう。そんなジレンマを一掃してくれるのが、ブラウザアプリ「Chiee!ミニブラウザ」だ。

[画像のクリックで拡大表示]
写真●Chiee!ミニブラウザ
[画像のクリックで拡大表示]

 本アプリは、画面を「フローティング(浮遊)」させることで、マルチウィンドウ風に閲覧できるWebブラウザ。画面上のどこでも移動でき、サイズも自由に変更できるので、別のアプリを表示させたままWebブラウジングが可能になる。しかも、Webブラウザのウィンドウは複数表示させることができる。スマートフォンのWebブラウザアプリのブックマーク操作は意外に手間取るため、あらかじめ定期的に見たいサイトの画面を複数表示させておくことができる。

 サイズを変更できる上に、自由に移動できるため、たとえばゲームをしながら攻略サイトの情報を参照したり、Webの情報を参照しながらメールをしたりすることもできる。さらには、YouTubeで動画を見ながらTwitterでツイートするなんてことも可能なのだ。見た目のインパクトも大きいし、使い勝手も両立させている。当然ながら、ひとつのウィンドウは小さくなるが、最近は解像度の高い大画面スマートフォンが増えているし、タブレットならさらに本アプリの魅力が実感できるだろう。

 アプリを起動すると、フローティングウィンドウとともに操作ウィンドウも表示される。操作ウィンドウからは新規ウィンドウや操作メニューを呼び出すことができる。もちろん、このウィンドウも自由に移動できる。ブラウザウィンドウには、ホームやお気に入り、アドレスバー、戻る、進むなどのボタンも表示されるので使いやすい。「真のマルチタスク」を実現する、アイデアと高品質のアプリ。誰にでも勧められるアプリといえるだろう。

 フローティングウィンドウは、通常の開発方法では実現できないため、リフレクションと呼ぶ特殊な手法などを活用し実現したという。しかも作者は学生。審査員を唸らせた高度な技術で、学生奨励賞を大きく飛び越して優秀賞の受賞となった。