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 先日、Facebookが「Graph Search(グラフ検索)」と呼ぶ機能の提供を一般向けに始めた。ほどなく「米国英語」でFacebookを利用しているユーザーすべてが、同機能を使えるようになる。

 「Graph Search」は、2013年の始めからFacebookが数千万人を対象にテストをしながら作り込んできた。Facebookが「ニュースフィード」や「タイムライン」に並んで、彼らのビジネスの「第3の柱」と位置付けているほどの重要な機能である。

 「Search(検索)」と名が付いているだけあって検索のための機能だが、「Graph Search」は従来の「検索」とは若干異なる。最大の特徴は、利用者が関わったものや共有したもの、そして「いいね!」をしたものを検索する点。つまり「ソーシャルグラフ(ソーシャルメディア上における、人間同士の相関関係とその結びつきの情報)」がカギになってくる。この「ソーシャルグラフ」を基に、人や場所そして物事など、具体的にはリンクや画像、テキスト、そして友だちなどを検索していく。

 そして現在は英語のみだが、“簡単なフレーズ”でも検索ができる。具体的には、「ジャズが好きで、同じ地域に住んでいる人」や、「1999年以前に撮影された友だちの写真」、あるいは「友達が行ったことのある、ニューヨークのレストラン」を検索できる。

 この検索が可能になったことで、Facebookは恐らく新たな広告メニューを用意してくるだろう。「ソーシャルグラフ」に絡めた検索により、従来よりも効果が高まるであろう広告メニューを作ると考えられる。ほかにもマーケティング方面に活用したメニューを推測できる。「属性情報」を伴った形で「人」を探せるということは、それだけ高いマーケティング効果を見込めるはずだ。

 ただ、こういった検索が可能になるということは、自分たちがユーザーとして情報を公開するにあたって、今まで以上にその範囲や内容に気を付けなくてはならないことを意味する。思わぬ写真が思わぬ検索によって、突然発掘されること起こりかねない。十分な注意が必要だ。