PR

関心が高いのはなぜだと分析していますか。

 参加された保護者に話を聞くと、IT系の企業にお勤めの方が多いこともあり、「プログラミングと英語は子どもに習わせておきたい」という意見が多いです。ライフイズテックの中高生向けIT教育は先進的な取り組みと世間では認識されていると思いますが、小学生から習わせたいというニーズはこちらが思っている以上に大きいのかなと捉えています。

 ただし、今来られる方はITに関して非常に高い意識を持っていらっしゃると分析しています。これがどこまで広がっていくのか、正直いって読めません。提供する側としては、プログラミング教育の必要性を啓蒙して事業の裾野を拡大しつつ、プログラミングに興味を持った子どもたちに継続的に学習環境を提供していくための仕組みを構築したいと考えています。

3日間のキャンプの費用は3万8000円(税込)ですね。これについて参加者の意見はいかがですか。

 高すぎるという意見は、参加者からいただいたことはまだありません。Twitterなどでは、「安い金額ではないよね」などというお声を拝見したりはしています。

5000人の目標は大幅に前倒しできる

中高生向けのプログラムをどのように小学生向けにしているのですか。

 はじめは中高生向けの内容をかなり簡単にして小学生に提供しました。すると、思いのほか、小学生ができました。中高生向けの内容をそのまま小学生の高学年に提供しても、おそらくできるでしょう。ただ、小学生の場合、高学年(4~5年生)と3年生と低学年(1~2年生)ではかなり差があります。いま提供している内容は3年生にはちょうど良いのですが、1年生、2年生だとちょっとむずかしい。高学年だと、中高生とほとんど変わらない内容でもできると思います。プログラムの進捗スピードには学年差・個人差があるため、教材のバリエーションをなるべく多く用意して、子どもたち一人ひとりに最適になるように意識しています。

 もう一つ工夫している点は、目的意識を持たせるということです。当たり前のことですが、子どもにHTMLを学ぼうとかJavaを体験しようといっても通用しません。日ごろ親しんでいるiPhoneアプリを作ろうというテーマにしないと、そもそもやる気が起きません。そのため、プログラミング言語やXcodeといった言語やツールを前面に出すのではなく、身近なアプリを楽しく作るというところから入る必要があります。あくまで、何かを創る手段としてのプログラミングと考えているためです。

 さらに、アウトプットがあることを前提にしています。この場合のアウトプットというのは、「ものを作って、発表して、評価してもらう」という一連の過程を指しています。たとえ参加した子どもたちがプログラミングそのものに深い興味を持たなかったとしても、自らの手でものを創り、それを社会に発表し、評価してもらうというプロセスは、非常に重要な社会的経験になると考えています。

今後の展開と事業目標を教えてください。

 営利企業なので売上は指標として見つつも、社会に意義のある事業なのでKPIとしては「何人に教えたか」という動員数を掲げています。2015年度(2015年9月末)までに5000人が目標です。この目標は大幅に前倒しできると考えています。

 子ども向けプログラミング教育の需要に大きな可能性を感じています。現時点でも既に需要がありますし、義務教育化の流れとともに関心がさらに高まっていくでしょう。市場はこれから一気に大きくなると見ており、この2~3年が勝負です。今われわれが提供しているキャンプという形態だけでは大きな需要に答えられないと思います。継続した形でプログラミング教育を提供していくためにも、キャンプというスタイルにこだわらず様々な形態でサービスを提供できるよう、検討しています。