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 2012年後半より、Appleの「iPad mini」やGoogleの「Nexus 7」に代表される小型タブレットの人気が高まっている。

 人気の秘密としては、片手でも持ちやすいサイズや重量、従来より手軽に購入できる価格といった要素が挙げられる。また、タブレット向けアプリやサービスなどコンテンツが充実しつつある点も追い風となっている。

世界初の小型Windows 8タブレット「Iconia W3」
世界初の小型Windows 8タブレット「Iconia W3」
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 Windowsプラットフォームでは小型タブレットの投入が遅れていたが、2013年6月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2013において、Acerが世界初となる8.1インチの小型Windows 8タブレット「Iconia W3」を発表した後、7月には日本国内にも投入された(Iconia W3の詳細はレビュー記事も参照)。

 小型Windows 8タブレットというカテゴリはまだまだ立ち上がったばかりで、知名度もそれほど高くない。しかし2013年後半、年末商戦に向けて続々と新機種が登場し、一大トレンドとなることが期待されている。特に注目したいマイルストーンは年内に予定されているWindows 8.1の正式リリースだ。

 そこでこの夏休みスペシャルでは、Iconia W3を中心に、小型Windows 8タブレットのメリットや課題を振り返りつつ、今後の展開を予想してみたい。

小型タブレットは片手持ちできるか

 そもそも小型タブレットとはどのような位置付けの製品なのだろうか。画面サイズという点では、iPad miniが7.9インチ、Nexus 7が7インチを採用しており、7~8インチが中心となっている。

 昨今ではタブレットとスマートフォンの垣根が徐々に曖昧になりつつあるが、一般にスマートフォンと考えられるのは5~6インチの端末だ。5インチを超えるものについては、電話(フォン)とタブレットからなる造語として「ファブレット」と呼ばれることも少なくない。こういったネーミングはマーケティングによる部分が大きく、明確な定義があるわけではない。

 一方、タブレットはオールインワンに近い20インチクラスのものを除けば、10インチ前後が主流だった。それより一回り小さいのが7~8インチの小型タブレットとなる。

 しかし、7インチと8インチでは使い勝手が大きく異なる可能性もある。たとえばIconia W3を片手で握るように持つには、手を大きく広げる必要がある。筆者の手は日本人男性として平均的なサイズと思われるが、このような持ち方が容易にできるという人はそれほど多くないだろう。

 同様に、7.9インチのiPad miniも握るように持つのは難しい。これは画面のアスペクト比が4対3でタブレットの短辺が長く、正方形に近い形状も影響している。