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 次にパソコン上で動作するソフトフォンを中心とした内線電話システムに刷新しているインテル、クオリカ、JALについて紹介する。

 ソフトフォンを導入する企業はユニファイドコミュニケーションUC)のコンセプトを実現しようとするケースが多い(図1)。代表的な機能としては、社内電話帳、インスタントメッセージング、資料を共有しながらのビデオ会議などだ。同時に内線電話機としても利用して、机の上から固定電話機をなくす。

図1●ソフトフォンを“標準”の内線電話機にする
図1●ソフトフォンを“標準”の内線電話機にする
内勤の多い業種に向く。インスタントメッセージングやビデオ会議を使えば、遠隔地の社員同士が密に連絡を取れるようになる。
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 インテルは海外拠点との遠隔会議が多いこと、社員の出張が多いことがUC導入の決め手となった。社員がどこにいてもオフィスと同じコミュニケーション手段を使える必要があった。クオリカはフリーアドレスと在宅勤務を実現するため、仮想デスクトップ環境(VDI)を導入。電話機能を仮想デスクトップに取り込むためにソフトフォンを選択した。JALは2社とはやや方向性が異なり、単純に安価な内線電話機として利用している。

 ソフトフォンは電話としては特殊というイメージが強いが、海外のグローバル企業では一般的な選択肢になりつつある。NTTコミュニケーションズの高山担当部長は「当社が支援したあるグローバル企業では、電話更新時に導入する端末の7割がソフトフォンだった。このユーザーは特殊なケースではなく、ソフトフォンのほうが“多数派”という案件が多い」という。