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 「会社の老化は不可避だが対策は打てる」というのがここまでのお話でしたが、それらはあくまでも現象に対しての対症療法、つまり「もぐらたたき」的な対応でしかありません。根本的に解決するためには「老化をリセットする」、つまり「新しい組織を生み出す」ことでしかできません。

 会社も人間と同じで、老化に対して根本的に対処しようと思えば「新しい世代を生み出す」しかないのです。それは老化現象が後戻りのできない不可逆なものである以上、当然導き出せる結論と言えます。

会社の成長と人間の成長との類似点

 会社の老化が不可避であるのは人間と全く同じです。そう考えると、会社の成長→老化という「一生」を考える上で、人間の成長→老化を一つのモデルとして考えることができます。

 人間の成長期を考えてみると、会社の成長期と非常に似ていることが分かります。例えば以下のようなことです(カッコ内は会社に当てはめた場合の例です)。

  • 子供のうちは毎日が新しいことへのチャレンジであり、失敗や怪我もたくさんする(ベンチャー企業は日々リスクに向き合い、失敗も多い)
  • 子供のうちはまず一人前になることが目標であり、社会人としての常識を身につけることが重要である(ベンチャー企業は組織としての基本的ルールを整備することが世間的に認知された会社になるために重要)