PR

スキューモフィズムからの脱却をiOS 7で体現

 そのことはかなり気付かれていて、ここ数年でどっと新しいUIが出てくる要因になっている。米グーグルもアプリの中でフラットデザインを採用しています。ただ、そうは言っても、使う人にとってどこがボタンか分からない、といったことも起こり得ます。

iOS 7の「電話」と「メール」のアイコン
iOS 7の「電話」と「メール」のアイコン
フラットにはなっているがiOS 6のアイコンを継承している

 例えば「電話」のアイコンはiOS 7になっても受話器の格好をしていますし、「メール」も封筒のデザインを継承しています。アップルもこれまでのiOSのユーザーを捨てるわけではなく、iOS 7はiOS 6からの正常進化でもあるので、そのまま使っていたり、継承している部分もあります。まったく違うものになると誰も分からない世界になってしまうので、自分自身を模倣し、単純化している側面もあるかもしれませんね。

iOS 7を搭載するiPhone 5s
全体的にはフラットな印象だが、立体的なUIも存在している
[画像のクリックで拡大表示]

 そういう意味で、「完全なフラットデザインの世界にする」「100%フラットデザインで徹底する」と頑固になっているわけではなくて、既存の延長でありながら、フラットデザイン的要素を取り入れている。「こんなのフラットデザインではない」と言う方もいますが、アップルは新しいデザインの潮流、スキューモフィズムの世界からの脱却をiOS 7で体現しているのだと思います(談)。