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 日本製ソフトやサービスの海外展開を成し遂げるにはどうすればいいのか。海外市場で成功を収めている日系IT企業の取り組みを詳細に見ると、五つの鉄則が浮かび上がってくる(図1)。

図1●日本製ソフトやシステムの海外展開を成功させるための五つの鉄則

鉄則1:アジアを目指す

 日本製ソフトやサービスの海外展開を考える場合、真っ先にアジアでの販売を検討する。

 アジアは成長市場であり、しかも欧米に比べてシステム化が進んでおらず今後のニーズが見込める。IDCJapanの調査によれば、中国およびASEANのIT市場は2012年から2016年にかけて、1.4~1.5倍の成長を遂げる見通しだ。新規のIT投資が多く、他の地域に比べて案件を獲得しやすい。

 2015年のASEAN統合に際しては、関税の変更や物流網の発展などに伴い、システム化の需要がさらに高まるとみられる。タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムといったメコン経済圏の進展も期待できる。

 日系IT企業の強力なライバルである欧米IT企業の進出も国によってはそれほど進んでおらず、さらにアジアは日本から地理的に近い。これだけの優位を生かせるエリアは、他にはない。

 製造業を中心に日本企業の進出が加速しているのも、日系IT企業には追い風だ。