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 前回、本コラムに書きました「グローバル人材としての価値をあげるためには」の内容に対しては、非常に多くの反響をいただきました。いま、多くのビジネスパーソンは自分の将来に不安を抱えています。これから日本の労働市場が加速度的に外国人にオープンになった場合、自分がグローバル人材マーケットの中でどう評価されるのか、高い評価を得るにはどのような努力をしていけばよいのかが分からないからでしょう。

 背景には、採用方針を転換し始めた、日本企業の具体的な動きがあります。例えば、「UNIQLO」ブランドで知られるファーストリテイリングでは、2013年の新卒採用1500人のうち80%の1300人は外国人です。パナソニックも、2013年の新卒採用1450人のうち、80%を海外の外国人を採用したほか、国内での新卒採用も国籍を問わず外国人留学生も積極的に採用しています。ソニーや日立製作所、東芝などの日本を代表する企業も同様の方針を明確に打ち出しています。

 このような環境の中にあって、個人としてはどのようなアクションを起こせば良いのか、という質問が特に若年層から多くありました。

 そこで今回は、本当に「使える」グローバルリーダーとして自分の価値を向上させるには、個人レベルではどんなマインドで日々努力すべきなのか、を具体的に考えたいと思います。

グローバルに通用する「個人力」を磨け

 日本では会社名・役職名を書いた名刺が自分の分身だという感覚がありますが、グローバルチームの中では、あなた個人がどのような価値を提供できるのか、が評価のすべてといっても過言ではありません。

 一歩、グローバルの枠組みの中に入ると、会社名や肩書きの威光は日本のようには通用しないのです。だからこそ、まずは自分自身が備えるスキルの「棚卸し」をお勧めします。

 自分の長所は何か、専門分野は何か。事実に基づいた実績は何で、チームの中で貢献できることは何なのかなどを見極めるのです。グローバルチームの中で自己紹介する場合、この説明が曖昧で自分の価値を伝ることができないと相手はあなたを良く評価することができません。言語で明確に表現し、伝えることができるように練習してください。