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 ニフティは、ITpro EXPO 2013展示ブースで、データベースサーバーのPaaSサービスや、店頭でシュリンクラップパッケージの形で販売するSaaSソフトウエアなど、発表したばかりの新サービスを中心に紹介する。テーマとして掲げるのは「L!ve→Innovation ビジネスが変わるクラウド」。IaaSをベースとしつつ、ユーザー企業の需要に合わせてPaaSやSaaSへと事業を拡大していることをアピールする。


写真1●ニフティの展示ブースイメージ
写真1●ニフティの展示ブースイメージ
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 ニフティの展示ブースは、同社とパートナー企業による展示とシアター講演、同社エンジニアとの対話スペースなどで構成する(写真1)。展示内容は、クラウドサービス「ニフティクラウド」のサービス群を紹介する。これまで提供してきたIaaS(仮想サーバー)の機能強化点のほか、同社が新たに取り組んでいるPaaS/SaaS分野の展示に注力する。

 ブースの注目展示は、2013年9月から10月にかけて発表した直近の三つの新サービスになる。(1)「ハコクラ」は、SaaSの新たな販売形態であり、SaaSを購入/契約しやすくする。(2)「インテグレーションPaaS」は、システム構築に必要なミドルウエアをクラウドサービスとして提供する(2013年内の提供を予定)。(3)「ニフティクラウド mobile backend」は、モバイルアプリケーションのサーバーサイドの機能を提供する(2013年9月に提供開始)。

 ベースとなるIaaSサービスについても、2013年9月に開始したばかりの直近の機能強化点を中心にアピールする。例えば、(a)「遠隔バックアップ for NetApp」は、ユーザー企業側にあるNetAppストレージのデータを、ニフティクラウド側のNetAppストレージで遠隔バックアップする。(b)「専有サーバー」は、PCI Expressバス直結型の高速フラッシュストレージ(米Fusion-ioのioDrive)を搭載した物理リソース専有型の高性能サーバーをクラウド型で提供する。

SaaSを紙のパッケージで店頭販売、中小企業にも買いやすく

写真2●ハコクラの外観と内容物(マニュアルやライセンスキーの印刷紙が入っている)
写真2●ハコクラの外観と内容物(マニュアルやライセンスキーの印刷紙が入っている)
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 目玉展示の一つ、ハコクラは、SaaSの新たな販売形態である。店頭で購入が可能なシュリンクラップ(紙の箱に入った)パッケージの形で購入できる(写真2)。箱の中には、SaaSソフトのマニュアルやライセンスキーが印刷された紙が入っている。パッケージ自体は1000円程度で売っており、SaaSソフトを一定期間、無料で利用できる(利用を継続する場合はSaaS料金を月額制で支払う)。

 ニフティによれば、中小企業のユーザーの中には、「どこでクラウド(SaaS)を入手すればよいのか分からない」という声があるという。また、そもそもSaaSはオンラインサービスであり流通商品のような物理的な形状を持たないので「商品としてのイメージが掴みにくい」(クラウド事業部、クラウドサポート営業部、課長の新井直樹氏)。こうした問題を解決する手段として用意したのがハコクラである。

 ハコクラの対象となるSaaSサービスは、パートナー企業がニフティクラウド上で提供しているSaaSサービスの一部である。当初は、オンラインストレージ、グループウエア、MDM(モバイルデバイス管理)の三つのSaaSソフトをハコクラとして提供する。このうちMDMについては、ほかの二つとは異なり、ハコクラに合わせて新規にサービスを開始する。今後は順次、対象のSaaSを増やしていく。

 ブース内では、ビジュアル的に映えるように、ハコクラのパッケージ(紙の箱)を山積みに積み上げて展示する。また、この山積みされたハコクラのパッケージとは別に、来場者に対して無料で配布するハコクラのパッケージを数千個用意。展示会の開催日ごとに、先着で配布する予定である。