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 2011年7月に中国のレノボとNECの合弁会社であるレノボNECホールディングスB.V.が発足して、2年以上が経過した。その100%子会社であるNECパーソナルコンピュータで、ICT戦略部部長を務める著者の皆川達哉氏が、2年経った今だから話せる合弁会社発足から現在までのシステム構築の舞台裏を初めて明かす。

 合弁会社の設立という突然の発表に、著者も当初は驚きを隠せなかった。しかし、「Keep Business Running(ビジネスを走らせ続ける)」の合言葉の下、著者は日本側のICT責任者として、新会社のシステム開発のために日本と中国を行き来した。

 新会社の設立後は何度も、レノボのシステム部隊がいる中国・北京を訪問。英語でのやり取りや文化の違いに戸惑いながらも、レノボのノートパソコン「ThnikPad」をNECのパソコンのマザー工場である米沢事業場でテスト生産するためのシステムを短期開発するなど、奮闘した。

 両社のパソコン事業統合で、国内のパソコン市場シェアは、統合前の合算値24.7%から25.2%に上昇するなど、統合効果がはっきりと出た(IDC Japan調べ)。その裏側にICTチームの働きがあったことを、当事者だから語れるエピソード満載で紹介する。

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