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 国内大手3キャリアの中で最も早い2013年9月30日に、冬モデルの新商品発表会を開催したのがソフトバンクモバイルだ(写真1、関連記事:ソフトバンクが2013、14年冬春モデル発表、スマホは4機種で「絞り込み」へ)。

写真1●ソフトバンク2013・2014年冬春モデルの発表会場
写真1●ソフトバンク2013・2014年冬春モデルの発表会場
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 発表会が始まった9月30日15時は、くしくも幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2013」のプレス公開が始まった時間で、NTTドコモの冬モデル端末の一部が展示されていた。意図的なものかどうかは分からないが、結果的にソフトバンクモバイルがNTTドコモの発表をけん制した格好になったのが印象的だった。

 本特集の第1回では、3キャリアのトレンドを横断的に見てきた。第2回となる今回は、ソフトバンクモバイルの発表内容について振り返ってみよう。

ソフトバンクモバイルはiPhoneと米国戦略が中心

 9月30日、ソフトバンクモバイルの冬春モデル発表会が開催される直前の会場で話題となっていたのは、冬モデルのラインアップ自体ではなく、実は久しぶりに公の場に姿を現す孫正義社長についてだった(写真2)。

写真2●ソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏
写真2●ソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏
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 これまで孫社長はiPhoneの発表会や発売イベントに足を運び、iPhoneへの情熱やアップルとの親密ぶりをアピールするのが通例だった。しかし9月10日に米国で開催されたアップルのiPhone 5s/5cの発表会や、9月20日の日本での発売イベントに、孫社長の姿はなかった。さらにTwitterへの書き込みも途絶えていたことから、様々な憶測が飛び交っていた。

 この点について孫社長は「iPhoneへの情熱を失ったわけではなく、販売実績も好調である」と前置きしながらも、スプリント・ネクステル買収後の米国戦略に強い関心を持っていることを明かしている。確かに米国市場でスプリントは4大キャリアの3位というポジションにあるものの、AT&T MobilityおよびVerizon Wirelessの“2強”からは大きく水をあけられている。そういう意味では、米国市場におけるスプリントの伸びしろは大きく、国内市場よりも有望といえる。