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 第3回では、Windows Azure で提供している数多くのサービスについて整理しながら、それぞれの内容や機能を説明します。

伸縮自在な環境を提供するWindows Azureコンピューティングサービス

図1●Windows Azureコンピューティングサービスの全体像
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 Windows AzureコンピューティングサービスではIaaS(Infrastructure as a Service)およびPaaS(Platform as a Service)の中核となるサーバー機能を提供しています(図1)。Windows AzureはWindows Server Hyper-Vによって仮想化された環境でサービスを提供しており、Windows Azure上で稼働している(利用者が使う)個々の仮想サーバーのことを「インスタンス」(または「仮想マシン」、VM(Virtual Machine)とも表記)と呼んでいます。

図2●柔軟にサーバー環境の増強/縮小ができるWindows Azureコンピューティングサービス
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 Windows Azureコンピューティングサービスを利用する場合、それぞれのインスタンスのスペックは、CPU数に応じてあらかじめメモリー、IOリソースなどが設定した「サイズ」を選択します。1CPUを利用する「Sサイズ」を基準として、CPU数に合わせて各スペックを乗じたインスタンスサイズを設定しています。Sサイズの3分の1の価格で手軽に試用できるCPU共有型の「XSサイズ」のほか、最近ではより負荷のかかる処理に対応するメモリー増強型インスタンスとして「A5~7サイズ」も登場しました。

 Windows Azureでは、インスタンスのサイズやインスタンス数を変更することで、必要に応じて柔軟にサーバー環境の増強/縮小ができます(図2)。ロードバランサーを組み込んでおり、複数のロールインスタンスを稼働すると、自動で負荷を分散します。

 さらにハードウエアなどの障害が発生した際の自動復旧や、負荷に応じてインスタンス数を自動で増減する自動スケール、監視項目を設定して通知するアラートなどで、運用管理の自動化を実現しています。