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図1●Windows Azureの全体像
図1●Windows Azureの全体像
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 第3回ではサーバー機能を担うWindows Azureコンピューティングサービスを紹介しました。

 第4回は、Windows Azureのシステム構築に欠かせないデータサービスやネットワークについて解説します。データサービスは、データベースやストレージ、ビッグデータなどをサポートします。ネットワークは仮想ネットワークやトラフィックマネージャーなどの機能を備えています。どちらもクラウドの特徴を生かし、利用形態に合わせたサービスを提供しています(図1)。

Windows Azureデータサービス

同期機能などを持つRDBを提供するWindows Azure SQLデータベース

 Windows AzureでSQL Server互換のRDBを提供するのが Windows Azure SQLデータベースです。データベースとしての機能を提供するPaaS(Platform as a Service)であり、内部的に3重のバックアップを持つなど、データベースサーバーの運用管理はWindows Azureが実行します。

IaaS(Infrastructure as a Service)であるWindows Azure仮想マシンを利用して、利用者自身が作成したインスタンスにSQL Serverをインストールする形態と比較して管理コストを削減できます。いずれの場合でもSQL Server Management StudioやVisual Studioなど、社内環境のSQL Serverを利用する場合と同じツールで管理やアプリケーション開発が可能です。

図2●SQL Serverツールからの操作
図2●SQL Serverツールからの操作
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 Windows Azure SQLデータベースは、コードを書かずに同期設定ができる「SQLデータ同期 (SQL Data Sync)」と呼ぶ機能を備えています。この機能により、Windows Azureの各地のデータセンターでホストされているSQLデータベースや、社内環境のSQL Serverとスケジュールを設定して同期できます(図2)。バックアップの目的では「Windows Azureストレージ」に自動でエクスポートする機能も利用可能です。

 また、データベースを分割する「SQLフェデレーション」と呼ぶ機能により、データベースの拡張性およびパフォーマンスを向上させることができます。