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写真1●ITpro EXPO展示会での展示の様子(写真:新関雅士)
写真1●ITpro EXPO展示会での展示の様子
(写真:新関雅士)
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 ITpro EXPO AWARD 2013で優秀賞に選ばれたのは、グレープシティが出展したWebアプリケーション開発ツール「Visual WebGui Pro Studio Web&Mobile 7.0」(以下、Visual WebGui)である(写真1)。Visual Studioのプラグインとして提供されており、これを使うとWindowsフォームの開発手法のままでWebアプリケーション(ASP.NET)を開発できる。

 展示会場では、実際にVisual WebGuiをインストールしたパソコンを用意した。来場者は、Visual WebGuiの開発環境に触ることができたほか、Visual Studioの環境下でサンプルWebアプリケーションの動作を体験することができた。「“開発手法は変えない”がキャッチコピーなので、実際にデモ環境を見せることが重要だった」(同社)。

 Visual WebGuiの開発会社は、イスラエルのGizmox。グレープシティは、2013年6月からVisual WebGuiを出荷中。価格(5%税込み)は、開発ライセンスが、14万7000円(1ライセンス)から。本番環境への配布ライセンスは、オンプレミス用の売り切り型が15万7500円(1CPU)から、IaaSでの実行に適したクラウドライセンスが月額1万3650円(1コア)から。

Webアプリはデバイスの種類を問わないが、開発が面倒だった

 Visual WebGuiが登場した背景には、業務で使うクライアント環境のマルチデバイス化という動向がある。グレープシティでVisual WebGuiの責任者を務める第3ツール開発事業部の加賀谷耕平氏は、「スマートデバイスが業務のクライアント端末として一般化したことで、特定のデバイスに依存しないWebアプリケーションの形態が以前よりも増して求められるようになった」と説明する。

 ところが、マルチデバイス環境にWebアプリケーションが適する一方で、「Webアプリケーションはそれほど浸透していない」と加賀谷氏は指摘する。具体的には、グレープシティの顧客のうち、Web化されていない従来型のアプリケーションが、全アプリケーションの7割を占める。Webアプリケーションが有効であるにも関わらず、開発には踏み込めていない状況がある。

 Webアプリケーションが浸透しない最大の理由として加賀谷氏は、「Webアプリケーション開発に必要な知識(JavaScriptなど)に対して馴染みが薄い」ことを挙げる。Webアプリケーション開発に特化した技術を習得するのにコストがかかるほか、習得しても従来型の開発手法と比べて開発工数が増えてしまう、といった問題があるという。