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 NTTデータが中間決算を発表しました。連結売上高は前年同期比1.4%増の6130億円ながら、営業利益は同91.3%減の26億円です(関連記事:NTTデータの上期決算は大幅減益、不採算案件が営業利益を250億円押し下げ」)。前日のNECに続き明るいニュースではありませんでした(関連記事:不振の中間決算で見たNEC遠藤社長の自負NECの上期決算は減収減益、スマホ撤退の影響大きく)。

 大幅減益の理由は6社の大規模不採算案件によるものです。同社は通期の連結営業利益を期初予想から300億円下方修正しています。

 珍しいと思うのが、不採算案件の内容についてある程度明らかにしたことでした。社名こそ明らかにしていませんが、不採算化の要因を含め、2件の金融機関、3件のユーティリティ企業、1件の製造業の案件が問題だと発表したのです。

 プロジェクトマネジメント能力に関する疑問がわくのが自然でしょうが、中間決算発表会に出席した記者によれば、岩本敏男社長は「不採算案件はアンダーコントロール」と語ったそうです。

 コントロールできないのが不採算案件ではないかと思いますが、認識が間違っているのかもしれません。今後もNTTデータの業績に注目していきたいと思います。単に同社だけではなく、システム開発の難しさをどう克服できるか、という本質的問題にかかわると思うからです。

 お目にかかる機会があれば、岩本社長に「不採算案件はアンダーコントロールですか」とお尋するつもりです。