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 米国で急成長しているスマホ向けサービスにSnapchatがあります。写真や動画をやり取りするチャットの一種なのですが、特徴は相手が閲覧すると数秒後には内容が消えてしまうことです。

 ソーシャルメディアを使っている方ならご存知でしょうが、友人相手に気楽な気持ちで公開したつもりの情報が、一気に拡散して「炎上」する事態は他人事ではありません。たとえ友人限定のつもりでも、ネットに残っている限りは外部に広がる可能性があります。問題を避けようとすれば杓子行儀な内容しか公開できなくなってしまいます。

 すぐに消えてしまうSnapchatなら心配がありません。スマートフォンに無料のアプリをインストールすればすぐに使えますから、面倒な準備も不要です。気の置けない友人とのやり取りを楽しめるSnapchatは若者を中心に広がり、米国では1日に3億5000万通を超すメッセージがやり取りされていると言います。

 「フォトメッセージアプリの「Snapchat」、Facebookの買収提案を拒否、米紙報道」という記事を公開しました。記事によれば不調に終わった買収で提示された金額は30億ドル(約3000億円)以上ということですから、Snapchatへの関心の高さがうかがわれます。

 インターネットが普及し始めたころは、ネット上にすべての情報が蓄積されていくと言われていましたが、現実には昔のテレビ番組「スパイ大作戦」のような消えてなくなる情報がネットで急速に広まっているのです。コミュニケーションの可能性を考えるなら、消えるインターネットに注目すべきかもしれません。