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 フットワークの軽さはベンチャーの持つ大きな武器。それを最大限に生かしたのが計量器メーカーのタニタだ。開発したのは、健康管理用スマホアプリの「ヘルスプラネット」(次ページの図1)である。2013年5月にAndroid版、9月にiPhone版の提供を始めた。ダウンロード数はAndroid版だけで6万を超えるなど好調だ。

 スマホアプリを得意とするアシアルが開発を担当した。タニタグループで情報サービスを担当するタニタヘルスリンクの坂下壮太郎取締役がアシアルと出会ってからアプリが完成するまで、わずか3カ月半という速さだった。

図1●タニタの「ヘルスプラネット」のスマホ画面と商談スケジュール
図1●タニタの「ヘルスプラネット」のスマホ画面と商談スケジュール
アシアルは名刺交換の3営業日後には提案を携えて打ち合わせに臨んだ
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セミナーへの参加がきっかけ

 坂下取締役がアプリを短期間で開発できるIT企業を探し始めたのは、2012年10月ごろ。京セラのAndroid端末にタニタのアプリを標準で搭載することが決まり、「Google Play」での一般リリースに先駆けて2013年3月末までに京セラに納品する必要があったからだ。しかし、同社のニーズを満たす企業はなかなか見つからなかった。

 坂下取締役はそんな状況でアシアルのセミナーに参加した。2012年12月7日のことだ。テーマは、(複数のスマホOSで動く)ハイブリッドアプリのスピード開発だった。

 「これだ」。手応えを感じた坂下取締役は、その日にアシアルの技術者と話し、要件を箇条書きにして渡した。