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 付き合いのあったベンチャーが、実は意外な発想力を持っていた。こんなケースもある。イオングループは、全国各地の「イオンモール」ごとにWebサイトを設けている。情報発信が主な目的で、トップ画面には大々的にテナントのキャンペーン情報などを掲載する(図1)。Webベンチャーのオロが開発を担当する。

 イオンがイメージ一新を狙ったのが、環境配慮型の大規模ショッピングモール「イオンレイクタウン」だ。Webサイトもイオンモールのサイトとは異なり、水鳥のキャラクターにランダムで情報をつぶやかせるなど、個性的なものにする方針を採った。

図1●イオングループのWebサイト
図1●イオングループのWebサイト
情報発信を重視した既存のWebサイトと異なり、ブランドイメージを重視した「イオンレイクタウン」のWebサイトを、オロはイオンの期待通りに構築する
イオンモールのサイト(左)とイオンレイクタウンのサイト(右)
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 まずオロに、イオンレイクタウンのWebサイトに関する提案を求めた。「正直難しいと思っていた」とイオンの坂本潤グループ営業企画部部長は打ち明ける。

 しかし結果は、「期待を超える出来栄えだった」(坂本部長)。アニメーションで動くキャラクターを使い、イオンレイクタウンのブランド戦略を担当していた著名なWebディレクターも賞賛した。

 オロは日頃から、業務とは直接関係のないゲームやアプリを制作してチームで競い合う社内コンテストを開いたりして、社員の発想力強化を推進していた。さらに新技術の社内勉強会「ギルド」を開催したり、HTML5やスマホアプリ開発に関する講座を設け、技術者のスキルを磨いている。それが花開いた格好だ。

 イオンは現在もFacebookページの作成やワインなどを扱う「イオンリカー」といったWebサイト構築をオロに委託している。