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 グーグルがロボット開発に乗り出したという話が話題を呼んでいます(関連記事:Google、今度はロボット開発に進出)。開発責任者が、スマートフォンの世界を席巻するAndroidの生みの親であるアンディ・ルービン氏だということも、盛り上がりに拍車をかけているようです。

 いよいよ本物のアンドロイド(人造人間)を手掛けるから、ということなのでしょうが、このニュースを知ってもあまり驚きませんでした。グーグルでロボット開発を手掛けるなら、ルービン氏こそ最適な人物だと考えるからです。

 理由はスマートフォンはロボットに近い存在だからです。1カ月の間に、ITproで、「ITスキルはすぐに陳腐化する、エンジニアは常に学び続けなければならない」、「手書きの隠れた可能性、次の鍵はロボット?“スマホの次”が見えたパネルセッション」という2本の記事を読んでこう考え始めていました。

 「ITスキルはすぐに陳腐化する、エンジニアは常に学び続けなければならない」は米サン・マイクロシステムズのCEO(最高経営責任者)だったスコット・マクニーリ氏へのインタビューですが、以下の一節があります。

 「ロボティクスの技術も非常に気になっている。無人偵察機が登場しているように、リモートコントロールやセンサーの技術と結びつき、遠隔から操作できると市場は大きく広がる。陸上や海上、航空などで多くのロボットが今後は活躍するだろう。

 ロボットといっても、中身の技術は実はスマートフォンと同じようなものなのだ。機械部分のほかは通信やセンサー、カメラなどで、いわばスマホをロボットに乗せているのである」

 「手書きの隠れた可能性、次の鍵はロボット?“スマホの次”が見えたパネルセッション」にあるのはこんな文章です。

 「『スマホは、既にほぼロボットなのではないか』ーー。そんな刺激的な見方を示したのはソニーモバイルコミュニケーションズの高塚氏だ。ロボットを構成する要素は『CPU』『センサー』『動力』の3つ。そのうち、スマホは『CPU』と『センサー』の固まりである。ここに『動力』が加われば、ロボットを構成する3要素がそろう。ソニーが開発した『スマートイメージングスタンド(IPT-DS10M)』(写真7)は、まさにスマホと連動してスタンドが自在に動く『動力』としての機能を持ったデバイスとなる。ロボットとしての可能性が実はもう実現しているというわけだ」(写真7は引用元記事に掲載)

 いかがでしょうか。スマートフォンがロボットに近いというのは珍しい考えではないのです。スマートフォンの世界で実績のあるルービン氏が開発を担当するのはごく自然な流れではないでしょうか。

 ある有力OBは、ソニーを「本質はロボットの会社」と表現していました。犬型のエンターテインメントロボット「AIBO」からの撤退が記憶に残っていますが、Xperiaを起点に思ってもみなかったようなロボットをまたソニーが発表するかもしれない。こんなことも少し考えています。