新年、あけましておめでとうございます。我々日経NETWORKは「ネットワーク技術が基礎から身に付く」を標榜しています。ネットワーク技術に携わる現場の技術者のスキルを高め、業務に役立てていただくための情報を提供するのが使命です。
ということで、2014年以降、ネットワーク技術者にどんなスキルが新たに求められるか考えてみました。
ネットワーク業務で重要性を増す2つの「S」

先に結論から。2014年以降、ネットワーク技術者にとって重要性が高まるスキルは、2つの「S」――「スマートフォン(スマートデバイス)」と「セキュリティ」に関連する技術に集約されるでしょう。加えて外部サービスの活用に関する知識やスキルも、ネットワーク技術者にとって重要になりそうです。
スマートフォン(スマホ)に関してはもう言うまでもないかもしれません。昨年のこの年頭コラムでも書きましたが、2012年以降、スマホは凄まじい勢いで普及しています。調査会社のIDCジャパンによると、13年6月時点で国内における個人のスマホの所有率は、49.8%とほぼ半分に達しました(図1)。同社の調査では、30歳台以下の利用者でスマホ所有率が5割を大きく超えている事実も明らかにしています。