PR

 2013年4月にタイとインドネシアに拠点を構え、ASEAN市場でのビジネスを拡大させている電通国際情報サービス(ISID)。同地域を統括するシンガポール拠点の「ISI-Dentsu South East Asia」で責任者を務める工藤大助マネージングディレクターは、「シンガポールで成功せずに、ASEANを攻略することは難しい」と語る。

(聞き手は岡部 一詩=日経コンピュータ


インドネシア拠点を新設し、タイの現地法人も営業を再開した。

写真●ISI-Dentsu South East Asiaの工藤大助マネージングディレクター
写真●ISI-Dentsu South East Asiaの工藤大助マネージングディレクター
[画像のクリックで拡大表示]

 シンガポール拠点である「ISI-Dentsu South East Asia」の子会社として、2013年4月から営業を始めている。技術者をそれぞれ10人程度抱えている。インドネシアでは、製造、小売・流通向けがターゲットだ。タイでは、やはり製造業向けの案件が多い。

 インドネシア拠点の設立に関しては、検討に2年程度を要した。じっくりと見極めた結果、間違いなくマーケットがあると判断した。時期としては、決して早くない。ある程度リスクをつぶしてから進出するのが、当社のアプローチだ。顧客についても、まずは日系企業向けのプロジェクトをきっちりとこなす戦略を採っている。

ASEAN地域におけるビジネスの状況は。

 シンガポール、インドネシア、タイに三つの現地法人を構える体制を採っている。ASEAN地域の売上高は10億円弱くらい。ターゲットとするビジネスボリュームに比べると、マーケットは十分に大きいと感じている。

 一方で、いかに供給力を高めていくかが課題だ。シンガポール拠点の人数はここ2~3年で2倍に増やして40人強にした。主力事業は金融向けだ。20人の技術者が在籍する。システム開発というよりは、上流工程に近いコンサルティングの色合いが濃い。