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 こうして蓄積したデータは、Androidアプリ「Lifelog」でライフログとして可視化する。さらにユーザーの行動パターンを解析することで次の行動を予測し、先回りしたサジェストも可能になるという。具体的な製品としての詳細は、2014年2月に開催予定のMobile World Congress 2014を待つ必要があるものの、現時点で公開された情報を見るだけでも、ソニーがスマートウエアに大きなビジョンを描いていることが伝わってくる。

 ウエアラブルデバイスの可能性を探る上で注目したいのは、Coreの物理的な構造だ。CES2014では柔らかいゴム製のリストバンドと一緒に発表されたが、これはCore本体をバンドの内側にはめ込むだけの単純な構造となっており、両者に電気的な接点はない。これ以外にもソニーは、Core本体をネックストラップで首からぶら下げたり、足首やシューズに着けるという装着方法も検討しているという。

 リストバンドが苦手な人でも、ネックストラップなら身に付けても良いと考えるかもしれない。夏と冬で寒暖の差が大きい日本では、季節によって異なる方法で装着したいといった需要も考えられる。ウエアラブルデバイスの普及にあたって最大の難関は、「どのようにしてデバイスをユーザーに身に付けてもらうか」という点にあると筆者は考えている。この点で柔軟性のあるアプローチが可能なことは、Coreの大きなメリットといえる。

スマートウォッチはQualcomm、BURGに加え新興メーカーも

 CES2014ではスマートウォッチも多数展示された。2013年以降、ソニーの「SmartWatch 2」(写真3)やサムスンの「GALAXY Gear」など、有名メーカーが製品を発売している。そのため、新興勢力にとっては機能やギミック、価格といった面での差異化が求められる状況になりつつある。

ソニー SmartWatch 2
写真3●ソニー SmartWatch 2
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写真4●Qualcomm Toq
写真4●Qualcomm Toq
[画像のクリックで拡大表示]

 こうした中でも独自性が高かったのは、Qualcommが2013年12月に米国で発売した「Qualcomm Toq」だ(写真4)。「Mirasol」ディスプレイを搭載し、電子ペーパーに近い特性でありながらカラー表示が可能。直射日光下でも見やすく、消費電力が低いため数日間の駆動を可能とするなど、腕時計としての基本的な使い勝手にも優れている。