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インテル「Edison」の可能性

 ウエアラブルデバイス向けの基盤となる部品として、インテルが発表した超小型コンピューター「Edison」も注目を集めた(写真10)。物理的な形状は一般的なSDカードと同じフォームファクターで、そこにプロセッサやフラッシュメモリー、Wi-Fiコントローラーなどを搭載している。

写真10●インテルのEdison
写真10●インテルのEdison
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 プロセッサとしてAtomより小型のIoT(Internet of Things)向けプロセッサである「Quark」の新モデルを搭載。出荷済みの「Quark X1000」が32nmプロセス・シングルコアであるのに対し、Edisonでは22nmプロセス・デュアルコアを採用する。Wi-FiやBluetooth LEといった通信機能、LPDDR2メモリーやNANDフラッシュのインタフェースを搭載するなど、まさに超小型のコンピューターといえる。

 インテルのブースでは、応用製品として赤ちゃんの状態をモニタリングできる「Mimo Baby」が展示されていた(写真11)。ベビー服に装着したデバイスが呼吸や睡眠、体温データを収集し、リアルタイムにスマートフォンに送信する。異変が起きたときはアラートを受け取れるため、育児中の大人が安心して休息できるようになる。

写真11●Edisonを利用した「Mimo Baby」
写真11●Edisonを利用した「Mimo Baby」
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 Autodeskは仮想のブレッドボードを使ってソフトウェア上で電子回路を設計できる「123D Circuits」で、Edisonのサポートを発表した。これにより、Edisonの実機を使わなくても、Edisonを利用した回路をソフトウエア的に設計できるようになるという。

 すでにIoTやウエアラブル分野では、Kickstarterをはじめとするクラウドファンディングを利用した小規模なハードウエアベンチャーが続々と誕生しつつある。このような環境では新しいデバイスを設計し、資金を集め、生産を開始するサイクルにかなりのスピードを求められる。2014年夏の提供開始を予定するEdisonは、このようなトレンドを確実に後押しすることになりそうだ。