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 ホームセンターのコメリが、中小型店舗の積極出店を続けている(写真A)。2013年3月末時点で全国1126店舗を展開。2013年度は45店舗を増やす計画。売上規模で最大手となるDCMホールディングスの倍以上で、業界内では群を抜く。

写真A●コメリが積極展開する中小型店舗
写真A●コメリが積極展開する中小型店舗
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 多店舗展開を支えるのが、物流とITの内製化である。

 コメリは全国9カ所の物流センターで、担当エリアの全店分の商品をメーカーから一括して受領し、検品する。それを店舗ごとに仕分けして、複数の商品を混載して配送する。このため、店舗では検品作業が不要になり、すぐに売り場に陳列できる。検品作業を集約することで、店舗の運営コストを抑えているわけだ。

 「多くの店舗を安く運営するには、物流の強化が不可欠だ。当社の心臓と言っても過言ではない。利益を生み出すには、自分たちで知恵を絞り続ける必要がある」。早川博取締役はそう強調する。

 情報システムについても物流と同様、内製を貫いている。「店舗でしかできない作業を、楽して実現するためにITを活用すべき」(早川取締役)との信念から、コメリの業務を熟知するグループ社員がシステム開発に従事している。

 2013年8月には推定で約10億円を投じて、基幹系システムを刷新。「さらなる店舗拡大に備えて処理能力を増強し、商品マスターなどを拡張した」と早川取締役は話す。