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 楽天もヤフーと同様、物流の強化に取り組んでいる。

 ただし、事情は異なる。楽天のEC事業は絶好調だからだ。2013年9月には東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝セールが寄与し、月間流通総額が前年同月比42%増となる1426億円を記録した(図7)。

図7●優勝セールに沸く楽天市場のトップページと楽天の物流センター
図7●優勝セールに沸く楽天市場のトップページと楽天の物流センター
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 だからこそ、楽天は物流強化の手を緩めない。自社物流拠点の整備に加え、出店者の受発注システムと楽天の物流システムの連携を高める、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)の開発を急ピッチで進めているのだ。これは同社の危機感の裏返しである。

物流が成長速度を規定する

 楽天物流の恵谷洋社長は断言する。「物流を手掛けない限り、楽天は成長できない。出店する店舗の成長が頭打ちになれば、楽天の成長もそこで止まる」。