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 相手に伝えやすくする方法の一つに「曖昧に書かない、抽象的表現を使わない」ということがあります。曖昧な表現や抽象的な表現は、読み手の理解を妨げます。「かなりよい」、「とても大変」、「我々には考えつかない程の大きな考慮点が必要」などの表現は、文章としては相手に正しく理解してもらえないダメ文章に繋がります。

 「曖昧、抽象的表現」にあたるのは、以下のような表現です。

<「抽象的な表現」の例>

(1)「かなり多い」(2)「コスト的に厳しい」(3)「日程的に苦しい」(4)「とても厳しい」(5)「現実的ではない」(6)「著しく困難」(7)「難しくてリスクがある」(8)「かなりリスキー」(9)「業務に耐えられないほどの」(10)「実際問題として不可能」(11)「無理に等しい」など

 これらの抽象的表現を使ってしまうのは、「中身を本当に理解できていない」、「ちゃんと調査していない」などが原因です。要は手を抜いているのです。たとえば、コストが「かなり多くかかる」は正しく見積りをして金額を算出すればよいですし、「日程的に苦しい」も全体スケジュールに何日余裕があるのかを具体的に考えればよいはずです。

 しかし、深く調べたり、突っ込んだ議論をしていないので、計数が出せなかったり、具体的な表現ができないのです。これでは文章の読み手に理解してもらえるはずがありません。