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米グーグルは2013年12月に入り、10月末に公開したAndroid 4.4の修正版「Android 4.4.1」と「Android 4.4.2」を相次いでリリースした。従来版に存在した、特定形式のSMSを連続受信した際にシステムが再起動する不具合などが修正されたが、その一方で、アプリ権限制限機能「App Ops」はユーザーから利用できなくなった。セキュリティ上有用な機能なだけに、復活が望まれる。

 グーグルはAndroid 4.4(10月末公開)の修正版「Android 4.4.1」と「Android 4.4.2」を2013年12月に入って相次いでリリースした。Android 4.4.1ではNexus 5のカメラ機能などを改善。Android 4.4.2では、Android 4.x系列を搭載したNexusシリーズで特殊なSMS(クラス0 SMS)を連続受信した際に、インターネットへの接続が切れたり、システムが再起動したりする問題などが修正されている。

4.4.2でApp Opsが使用不可に

 ただし、こうした改良の半面、Android 4.4.2では「App Ops」と呼ばれる有用なセキュリティ機能が利用できなくなった。App Opsとは、Android 4.3以降に隠し機能として追加されていたアプリ権限のドロップ機能である。

 Androidには従来、インストール済みのアプリの動作権限を制限する仕組みが無かった。そのため、「連絡先の読み取り(READ_CONTACTS)」、「写真と動画の撮影(CAMERA)」といった危険性がある動作権限を要求するアプリに対しては、「安全性を重視してインストールしない」か「リスクを覚悟してインストールする」の2択を常に迫られていた。Android 4.3にApp Ops機能が追加されたことで、アプリをインストールしてから、不要な一部の権限だけを制限できるようになった。これにより、アプリの利便性とリスクをユーザー判断でバランスさせることが可能になったのである(図1)。

図1●App Ops機能でアプリ権限をインストール後に制限できる
図1●App Ops機能でアプリ権限をインストール後に制限できる
App Ops機能によって、アプリをインストールしてから、不要な一部の権限だけを制限できる。これにより、アプリの利便性とリスクをユーザー判断でバランスさせることが可能になった。
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