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 本日公開した、「経営の立て直しは順調、金食い虫のERPが課題に」というインタビューが衝撃的でした。粉飾決算発覚を経て、再生を進めるオリンパスの笹宏行社長へのインタビューですが、衝撃的だったのは粉飾決算にかかわる部分ではありません。

 タイトルの後段でも触れている「金食い虫のERP」についてです。本文を引用します。

「当社の状況を赤裸々に話します。情報システム、特にERP(統合基幹業務システム)にあまりにもお金がかかりすぎています。その一番の理由は当社流の業務のやり方に、ソフトウエアを合わせようとしてしまったことです。そのカスタマイズに随分お金がかかってしまいました。

 しかも、ERPをバージョンアップする際に、同じようなことが起きますので、エンドレスでお金がかかる事態になってしまいました。ITベンダーにとっては儲かるので、それでよいのかもしれませんが、ユーザー側からすると、とんでもない状況だと思います」

 よく聞く話ではありませすが、当事者の口から飛び出すと迫力が違います。かなり前のことになりますが、オリンパスの100億円規模のSAP導入プロジェクトが話題になりました。先進的な手法でプロジェクトを進めていた印象があったのですが、現実は違ったようです。

 そういえば現在、オリンパスでは、SAPジャパンで社長を務めた経験のある藤井清孝氏が社外取締役の一人に就いています。笹社長の判断に、藤井氏の存在はどの程度影響しているのでしょうか。気になりました。